眠れない夜のことば遊び

アクセスカウンタ

zoom RSS ラブリベイベー 舞台 感想

<<   作成日時 : 2011/11/26 13:41   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

多くの方が書いていらっしゃるが、この舞台は観終わってからじわじわと響いて来る。
それも日を追うごとに深くえぐられるように心に忍び入ってきて、とても痛くて切ないのだ。

物語が幕を開けて、まず最初の季節を越えたあたりからあちこちに違和感を感じ始める。
これは何かがずれている、という感覚。
日常、どこにでもある(ここでは同性同士ではあるが)恋愛模様が自然体で語られているのに、この浮遊感はなんだろう・・・とまずは舞台の持つ雰囲気に劇場が包まれていく。

2010年と2011年を季節ごとに交互に行き交う話の構成は、一見複雑だが、ある一点の条件を満たせば混乱することなく観ることができる。
それは現実世界における愛斗の死という事実・・・。

現実世界と小説世界、そして恋司自身の内的世界、その三層が薄く重なり合うように語られていく。
照明やナレーション、小説の原稿を映すスクリーン、それらの効果が相まって、気がつくと恋司の心に寄り添っている自分に気づく。食い入るように、一つの表情も見逃さないように恋司を追っていると、台詞のないときの表情にハッとさせられることが幾度もあった。

愛するものを失う慟哭が、泣いているシーン以上に、何気ない会話の隙間から深く伝わってきた。
二人の愛斗、それぞれの線香花火のエピソードが特に印象に残っている。

他のカップルのエピソードも観ていてとても切なかったが、私にとっては、恋司と愛斗の背景の一つでしかなかった。

人を愛することは諸刃の剣かもしれない。最高の喜びとともに紙一重で地獄の苦しみも連れてくる。

最近は若者の恋愛力が低下しているという。
フラットな感情はたしかに楽かもしれない・・・でもそれは、ある意味、人生を半分しか生きていないということだ。人を恋する、愛する感情を失った世界はきっと色のない世界になってしまうだろう。

三宅さんがどこかのインタビューで言っていた。
この舞台を観て、恋がしたいと思ってくれたら。と・・・

ラストシーンの解釈はどうやら二通りあるらしい。
観たひとによってどちらに感じてもいいのかもしれない。

ただ私は、恋司に新しい未来が待っていると、信じたい。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
サイト内 ウェブ
ラブリベイベー 舞台 感想 眠れない夜のことば遊び/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる