オテル モル 栗田有起

画像チェックインは日没後;チェックアウトは日の出まで・・・最高の眠りを提供する地下13階建てのホテル…
すばらしく興味を引かれる設定でした。
主人公、希里が、フロント係の募集の広告を見つけるところから物語は始まります。
勤務時間は日没から、日の出まで。夜に強く、孤独癖があり、滅多にいらいらしない人・・歓迎・・・という奇妙な条件。
面接の案内には、都合により地図はお知らせしません。という文面が・・・・
希里は何度も住所のあたりを探し回り、ついに、体を横にしてやっと通れるビルとビルの隙間を入っていくと、地下におりる空間を発見します。
本を開いて11ページ目、私もまた、その階段をゆっくりと希里と共に降りていき、 『オテル・ド・モル・ドルモン・ビアン』の入り口にたどり着いたのです。
不可思議で現実から少し外れた世界がそこには広がっていました。
最高の眠りを提供するホテルにやってくる、眠れない人々の群れ・・・
希里の実生活の現実は、彼女の精神を壊してしまっても当たり前というほど辛いものですが、このフロントの仕事がその現実空間までもゆっくりと癒していきます。
『オテル・ド・モル・ドルモン・ビアン』が提供する良質で幸福な眠りを、私も一度体験してみたいと、心から思いました。
最近、眠りの質がどんどん悪化しているようで、朝起きても、寝る前より疲れている感じなんです。このホテルの会員の皆様の気持ちがよーくわかります(^_^;
少し、こわくて、魅力的で、でも一度足を踏み入れたら確実にリピーターになるでしょう。
『オテル・ド・モル・ドルモン・ビアン』の夜を是非ご体験下さい。

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