眠れない夜のことば遊び
戸村飯店青春100連発 瀬尾まいこ
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作成日時 : 2008/06/29 00:52
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(内容紹介より)大阪の下町にある中華料理店・戸村飯店。この店の息子たちは、性格も外見も正反対で仲が悪い。高3の長男・ヘイスケは、昔から要領が良く、頭もいいイケメン。しかし地元の空気が苦手で、高校卒業後は東京の専門学校に通う準備をしていた。一方、高2の次男・コウスケは勉強が苦手。単純でやや短気だが、誰からも愛される明朗快活な野球部員。近所に住む同級生・岡野に思いを寄せながら、卒業後は店を継ぐつもりでいた。
春になり、東京に出てきたヘイスケは、カフェでバイトをしながら新生活をはじめる。一方コウスケは、最後の高校生活を謳歌するため、部活引退後も合唱祭の指揮者に立候補したり、岡野のことを考えたり、忙しい日々を送っていた。
一つ違いの同姓の兄弟って微妙なんでしょうね。どうしたって比べられるし。彼らの住む地域はプライバシーもほとんどなく、戸村飯店の常連さん達の毒舌洗礼を受け続けて育ってきた訳で、なかなかハードな環境です。読んでいるだけで私なら耐えられんなあと・・・(^_^;
だから、主に、実家の雰囲気になじめなかった兄ヘイスケに感情移入してしまいました。
自分を認めてもらいたいのに、努力すればするほど空回りし、裏目に出てしまう。なまじすべてに優秀なだけに、ヘイスケの苦悩は大きかったんですね。東京に逃避中の彼の生活はある意味グダグダです。友達や恋人に救われつつ、実家で感じ続けていた違和感の根源にたどり着いて、やっと素直に肩の力がぬけていきます。ラストは、良かったねヘイスケと、声をかけてあげたくなりました。
一方、弟のコウスケ目線の部分は、とてもわかりやすく、彼の成長物語を純粋に楽しみました。
お父さんの、店を継がせん!には、なるほどと唸りました。親の愛情は深いです。
タイトル通り、青春まっただ中ゆえの迷いや悩みが、ストレートに詰まったお話でした。
うちの子達は、二つ違いの姉妹で、同じ中高一貫校に通い、同じ部活で、いつも同じ話題に盛り上がっている平和な姉妹ですが、いつか、はっきりと道が別れていくんだろうなあ。
それも遠い未来のことではないのだと思うと、時間よ止まれと言いたくなるような寂しさを感じてしまいます。
私はまだまだ。親としては未熟者ですね。
子離れしないといけません(^^)
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